『面白くて眠れなくなる物理』

著:左巻健男


物理と聞いてみなさんはどんなイメージを持ちますか?

物理に興味が湧かない、実感が湧きにくい、生活や人生に無関係…

どこかそんなイメージを描く方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そのイメージを覆し、「物理は面白い!」そう伝えたいという思いから書かれた本のご紹介です。


著者である左巻さんの、物理の魅力、物理を通してワクワクを届けたい、心を豊かにしたい、という願いが詰まっています。


もしあなたが透明人間になったら?

1キロの綿と鉄はどちらが重い?

など一度は考えたことのあるようなテーマを物理学の観点から解説されています。

『象よりもハイヒールに踏まれる方が痛い?』では実際に計算式を用いて、3000kgの象に踏まれた圧力と40kgのハイヒールのお姉さんに踏まれた圧力を計算しています。


圧力がどういうものか、どうしてその結果がでるのかも説明されているので、物理に苦手意識がある方でもすっきりと理解することができます。

中学校・高等学校の理科教師をしていた経験がある左巻さんは、

「家族の食事の時に、その日の授業の話題で盛り上がるような授業をしよう」というモットーを掲げていたそうです。


この本を読んだあと、本から得た知識をだれかに話したい衝動に駆られ、思わず友人や家族に共有しました。


新しい知識を得てワクワクしたのは、内容はもちろん、左巻さんのその思いがこの本に込められているからなのだと思います。


純粋に、物理は面白い!と思いましたし、ふとした疑問にも向き合って考えてみる、調べてみる、そこで得た知識は心や人生を豊かにするのだなと感じました。


身近な内容、テーマから、専門的な知識を得ることができる1冊です。


あれってどういう仕組みなんだろう?そんなみなさんの長年の疑問が解決されるかもしれません✨


ぜひご一読ください。

CENTREスタッフ 水野

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『CENTRE』は新栄の新しい本屋です。ひとりひとりの変革を支えることをテーマに、「もっと知りたい、もっと学びたい」という知的好奇心を刺激する書籍が、併設のカフェと共にお楽しみいただけます。