7/26(金)より伏見ミリオン座にて公開された映画『ある一生』に感想コメントを寄稿しました。
世界40言語で翻訳され、160万部以上発行されたベストセラー小説の映画化作品『ある一生』。
本作品の劇場公開を記念して、伏見ミリオン座館内にてパネル展が行われているのですが、その展示の中で名古屋の書店員からの感想コメントが掲示されております。
CENTRE代表の中村も、錚々たる書店様の中に混ざって書かせていただきました。
・ON READING様
・TOUTEN BOOKSTORE様
・三省堂書店 名古屋本店
・TSUTAYA BOOK STORE 則武新町様
・文喫 栄様
そして、CENTRE新栄です。
パネル展は伏見ミリオン座の3階にて開催中でございます。
中村のコメントを伏見ミリオン座でご覧いただき、この素晴らしい作品をぜひ劇場でお楽しみいただけばと思います。
【作品概要】
『ある一生』
監督:ハンス・シュタインビッヒラー
出演:シュテファン・ゴルスキー、アウグスト・ツィルナー・イヴァン・グスタフィク、ユリア・フランツ・リヒター、アンドレアス・ルスト
<INTRODUCTION>
原作であるローベルト・ゼーターラーの同名小説は、世界40カ国以上で翻訳され160万部以上発行、ブッカー賞最終候補にもなった作品である。”世紀の小説””小さな文学の奇跡”などと評された原作を忠実に、かつ美しい情景と共に視覚的に見事に映画化した本作は、激動の20世紀の中、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかったアンドレアス・エッガーの孤独な苦難の人生を描いている。しかし、そんな名もなき男の人生の中にも幸福な瞬間と大きな愛があり、エッガーは自分の人生を受け入れ、無骨に生き抜いていく。
<STORY>
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは渓谷に住む、遠い親戚クランツシュトッカーの農場にやってきた。しかし、農場主にとって、孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられた彼にとっての心の支えは老婆のアーンルだけだった。彼女が亡くなると、成長したエッガーを引き留めるものは何もなく、農場を出て、日雇い労働者として生計を立てる。その後、渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェーの建設作業員になると、最愛の人マリーと出会い、山奥の木造小屋で充実した結婚生活を送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった・・。
第二次世界大戦が勃発し、エッガーも戦地に召集されたもののソ連軍の捕虜となり、何年も経ってから、ようやく谷に戻ることができた。そして、時代は過ぎ、観光客で溢れた渓谷で、人生の終焉を迎えたエッガーは過去の出来事がフラッシュバックし、アルプスを目の前に立ち尽くす。
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