【散文】店内音楽
店内音楽は、私にとってとても大切です。
それは単に私が音楽を愛しているからとか、そういった観点からではなく、内装や照明、装飾、温度、光、色、本やコーヒー、それら全てがお客様の時間を豊かにする要素であるからです。スタッフが一生懸命に取り組む接客や、コーヒーの味と同じくらい丁寧に準備するものであり、CENTREの店舗体験として一体不可分であると思っています。
そんな中、先日から店内音楽はシンガソングライター・Katie Fordさんの楽曲を、ご本人の許諾をいただき使用させていただいております。この場を借りて改めて感謝申し上げます。
初めて耳にしたのは昨年12月のはじめ。CENTREで開催されたライブイベントに彼女が出演され、その音響を私が担当したのですが、その唄声の心地よさに驚いたものです。初めて聴いたのに懐かしい、優しいのに気だるい。モノクロなのに潤う。これはロックだと感じました。
高校生のころ、実家で契約していたケーブルテレビの音楽チャンネルをずっと観ていました。みんなが知らない音楽情報を自分だけが得ているような気になってた中で、日本の赤い髪の女性シンガーとスウェーデンの音楽プロデューサーが強烈なアルバムを作り、私もコンポの前に座って、歌詞カードを見ながら擦り切れるまで聴いたものです。
Katie Fordさんを見て、そんなことを思い出しました。
店内でながれるKatie Fordさんの音楽は、鳥のさえずりのように空間に馴染み、お客様の時間をより豊かに、より深くしていただけると思います。
Katie Fordさんのウェブサイトはこちらです。ぜひ。
https://kaede-katieford.jimdosite.com
2026.2.3(火)
文・写真/中村恭平
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