『一汁一菜でよいという提案』
土井 善晴 著
食事はすべてのはじまりであり、大切な事は、1日1日、自分自身の心の置き場、心地よい場所に帰ってくる暮らしのリズムを作るとこ。その柱となるのが、一汁一菜という食事のスタイルである、と著者である土井さんは述べています。
「一汁一菜」とは、ご飯を中心として汁(味噌汁)と菜(おかず)それぞれ一品を合わせた食事の型です。おかずを考えなくても、ご飯と味噌汁を作り、味噌汁を具だくさんにすればそれは十分におかずを兼ねるものとなります。
一汁一菜で毎日のリズムをとりながら暮らしていく事、とてもシンプルな事ですが、この毎日の積み重ねこそ、私達の暮らしをより豊かにしていくものだと感じさせてくれます。
『人間の暮らしで1番大切な事は一生懸命生活すること。料理の上手・下手、器用・不器用、要領の良さでも悪さでもないと思います。一生懸命したことは、一番純粋なことです。そして純粋である事は最も美しく、尊いことです。』
土井さんの言葉に元気づけられ、前を向いて進んでいく活力になります。
毎日の献立に悩む私にとって、何も気負う必要はないのだ、今の自分が出来ることを一生懸命やろうと改めて思わせてくれたのと同時に、気持ちがとても楽になりました。
献立に悩みながらも、日々頑張っている皆さんにもぜひ読んで頂きたい1冊です。
CENTREスタッフ 中村
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