『会話は、とぎれていいー愛される48のヒント』

著:加藤綾子


フリーアナウンサーとして活躍する加藤綾子さんが、話し方や聞き方、気遣いの秘訣を紹介します。


明石家さんまさん、タモリさんなどをはじめ、アナウンサーの先輩、俳優、スポーツ選手など、様々な「話し方の達人」とのやりとりのなかで加藤アナが学んだ、「なぜ彼ら・彼女らが魅力的なのか」、「愛されるコミュニケーションとはなにか」が記されています。


コミュニケーションにおいて、一番大事なものは、「目の前の相手に対する優しさであり、気遣いであり、思いやりであり、自分自身の心のあり方」です。心を成長させ続ける姿勢さえあれば、その先に生まれる会話は、相手にとって必ず心地の良いものになるはずだ、と加藤アナは述べています。


華やかなイメージの芸能界ですが、その中で活躍されている芸能人の方々も、言うまでもなく私たちと同じひとりひとりの人間です。テレビの向こう側でも、人間関係や仕事など、私たちと同じような悩みに苦しみ、考え、乗り越えていらっしゃるのだなと改めて考えさせらました。


多くの経営者との対談を経験された加藤アナにとって、魅力的に感じる人の共通点ーそれは「自分の失敗談や苦労話を楽しく伝えられる人」だと言います。その理由は、なによりも、「本人がつらかったり苦しかったりした経験を消化し、受け入れていることが伝わるから」だと言います。


この考えに強く共感しました。これまで私は二十数年間ですが、さまざまな方とお会いし、お話しするなかで、素敵な考えだな、尊敬する、こんな考え方ができるようになりたい、と思う方ほど、物腰柔らかく、過去の失敗も笑いながら話してくださることが多いです。辛いはずの失敗談を楽しい話として伝えることは簡単ではないはずです。


この本のタイトル『会話は、とぎれていい』からもある様に、コミュニケーションにおいて、こうしなくては、というルールで自分を縛りすぎる必要はありません。目の前の相手への思いやりと、自分の心を成長させ続けようという姿勢さえあれば、完璧でなくていい、そう思わせてくれる一冊です。

ぜひご一読ください。


CENTREスタッフ 河合

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