『アンビシャス〜100人の仕事〜』というフリーマガジンに取材をしていただきました。

アンビシャスは、中高生向け地域密着型キャリア教育資料として、地元の大学や専門学校を卒業した方の仕事内容や働き方、キャリア形成の仕方などの紹介をしているマガジンでして、商工会議所や教育委員会の後援・協力を受けて高等学校などに配布されているそうです。


今回、ライターでもあるRe!naさんとのご縁で取材に協力させていただいたわけですが、ただ泥臭くぐちゃぐちゃと生きてきた私にとって、私などの生き方が未来ある若い方々にとって何の影響を与えられるか不安でもありました。


誌面は一般では入手することは難しいかもしれないのですが、おそらく高校の進路指導室などに設置してあるかもしれないので、コンタクトできるお客様はぜひ手に入れて欲しいなと思いつつ、CENTREでも読んでいただけるようにしばらく置いておきたいと思うので、ご興味のある方は店頭で読んでいただければ幸いです!


内容としては、

・学生時代

・仕事について

・お店(CENTRE)をオープンした経緯

・現在の仕事内容

・やりがい

・メッセージ

という構成になっており、音楽にしか興味がなく、盲目的だった時期の話を恥ずかしげもなくしています。詳細は誌面をご覧いただくことととして、「メッセージ」のところでお話したことを少し。


私は、「やりたいこと」と「やれること」と「やるべきこと」の重なりを大きくしていくと、お仕事(すなわち人生)はとっても楽しく充実したものになると、恩師から教わりました。それは今でもそう思うし、そうありたいと思っています。


ただこの3つの観点の順番はどこからでも良いと思っていて、若い方々には、必ずしも「やりたいこと」がなくてもお仕事や人生に絶望しないで欲しいなと心から思います。「やりたいこと」を仕事として選ぶことは素晴らしいことですが、たとえそれがなかったとしても、世の中に必要な仕事、人や組織の役に立てる仕事は必ずあって、「やるべきこと(求められてること・必要なこと)」から社会に入り、それが「やれること(できること)」に変わると、充実感が得られると思います。その小さな充実感を大切にし、そのエネルギーをさらに必要とされる方々に届けていくと、それがいつしか「やりたいこと」に変わっていくのではないかと信じています。私はそうでした。必ずしも「やりたいこと」が起点でなくてもよいのではないかと。


大切なのは、目の前のひとつひとつの山を超えていくことの充実感を噛み締めることや、できないことができるようになる喜び、目の前の人に対して何ができるかという他者性なのではないかなと思います。それによって自分の行いが誰かに影響を与えていることを実感し、それが自分に返ってくる喜びを感じる(給与としても)ことがお仕事の醍醐味なのかもしれません。


自分なりのエールが、中高生の方々に届くかどうかはわかりませんが、この誌面を通じて「このように考える大人もいる」と感じて、自分なりの未来を描いて行動していただければ幸いです。


改めて、取材していただいたRe!naさん、ありがとうございました。

ぜひCENTRE店頭でお読みくださいませ。


CENTRE 代表 中村恭平

CENTRE ■新栄の本屋+カフェ■

『CENTRE』は新栄の新しい本屋です。ひとりひとりの変革を支えることをテーマに、「もっと知りたい、もっと学びたい」という知的好奇心を刺激する書籍が、併設のカフェと共にお楽しみいただけます。