「CENTREで働く」こと
先日からスタッフの求人を開始いたしました。
良き出会いがあることを切に願いつつ、ここで「CENTREで働く」ことについて改めて考えてみたいと思います。
CENTREのお仕事は、お客様からのご注文をいただき、そのご注文に応じた商品を準備し、お客様に提供し、お帰りのお客様の食器などを片付け、洗い物をし、現状復帰して次のご注文に備えるというサイクルになり、これを営業時間中に繰り返しながら、終了に近づく営業時間に沿って厨房及び店内を片付けていくことになります。
ただこれはちっとも難しいことではなく、個人差はあれど時間の経過によってどなたでも実行可能なものです(CENTREにとって「職人化しない」ということはとても大事なことです)。
このサイクルは飲食業にとっての基本工程だと思うのですが、CENTREが大切にしているのは、このサイクルを「人間の血の通った」ものにすることです。
血の通ったもの、とは、大きく3点。
ひとつ目は、お客様を見つめ、目の前のお客様に対して一人の人間として何ができるかを考え、行動に移すこと。
ふたつ目は、自らの仕事を見つめ、もっと良い進め方、置き方、流し方、使い方がないかを考え、行動に移すこと。
みっつ目は、ともに働くスタッフをよく見つめ、自らの経験や考え方・スキルを伝えることで、ともに成長することを考え、行動に移すこと。
まとめると、お客様への影響力、構成する仕事への影響力、スタッフへの影響力です。基本業務に取り組む中で、これらを少しずつ高めていっていただきたいと思っています。
今後どんな職業についたとしてもこのような考えは大切になってくるし、応用・転用することができます。何より、このような考えのもとで仕事をした方が「より楽しい」と断言できます。そして、先に述べたように基本の仕事は時間をかければ誰でも習得できるものがほとんどで、本質的に差がつくのはこういった観点に取り組むことができるかどうかだと思っています(「成長する」ことと「慣れる」ことは違うと思っています)。
大学生のスタッフも多数在籍しておりますが、このような経験が将来の糧になればと思っているため、学生だと思って線引きはしていません。惜しみなくお伝えしています。CENTREで働くことの価値を、ただ作業するだけのものにしたくないからです。スタッフの将来の役に立つことも、私の仕事です。
CENTREは「ひとりひとりの変革を支える」ことをテーマにしています。お客様もそのようにCENTREを利用していただいているように、スタッフも私も、学びながら成長していけるような職場でありたいと考えます。単なるお小遣い稼ぎではない、お仕事としての価値をもっともっと高めるために、ひとりひとりが素晴らしい経験をしていただきたいと思います。
それが「CENTREで働く」こと。
たかがお仕事かもしれませんが、されどお仕事。その時間をどういった意味合いで過ごすかは、その人の行動次第でまったく変わってきます。少しでもCENTREでの経験を糧にしていただくために、精一杯サポートさせていただきます。その先に、みんなの夢が叶えば、これ以上の幸せはありません。
どうか、良い出会いがありますように。
スタッフ一同、お待ちしております。
CENTRE 代表
中村恭平
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