『CENTREと人』 ギタリスト 伊藤智美

『CENTREと人』では、CENTREに関わりのある「人」にスポットを当て、それぞれの仕事の深層と真相に深く迫り、「人」が持つ多様な考え方と進化への道程を共有するインタビュー企画です。


現実に生きる様々な人に触れることで、これを読むお客様への刺激と変革の一助になれば幸いです。


第2回は、ギタリストの伊藤智美さん

3作目のソロCD『PRIMARY COLORS』を2024年1月28日にリリースしたばかりの伊藤さん、そのジャケットにはご自身で描かれた絵を使用しており、CENTREでは2月24日から3月3日まで、彼のアクリルアートを展示する個展を開催しております。抽象的なその世界観はどこから生み出されたのか、そのルーツはどこにあるのか、彼の人間性にも迫るロングインタビューをお届け致します。じっくりとお楽しみください。

取材・文 / CENTRE代表 中村恭平

写真 / さくら工房


バタフライブルワリーのクラフトビール「ギター」を美味しそうに飲みながら、インタビューにお応えいただきました。


いいタイミングでギターに出会ったと。出会ったのか、出会ってしまったのか、それはもう今ではわかんない。


ーー今日はよろしくお願いします。インタビュー、受けていただきありがとうございます。そして、個展も宜しくお願いします。

まず直近のお話から聞いてみようかなと思います。新作のソロCDをリリースされて、リリースライブも行われましたが、反応というか、聴いていただいた方の感触とか、いかがですか?

伊藤:リリースライブもおかげさまで満員ということで。


ーーパンパンでしたね。

伊藤:CDは、2作目がコンセプトチックというか、組曲みたいなやつだったので、今回は自分の元々あるサウンドをそのまま出せたらいいなっていう意味もあって、これまでそういうCDもなかったので、今の実験上の自分の出せる音をシンプルに出そうっていうので 作りました。そういう意味で、『PRIMARY COLORS』って、原色って意味があるんで、自分の元にある色をそのまま出せたらいいなっていうところからではあるんですけども。

ありがたいことに、買っていただいた方とか、お渡しした方、前作のForest(2作目)とは違う、「あれ、よかったよ。」みたいな感じで、そんな反応してもらえるの!?、みたいな、背伸びしない感じでできたかなと。


ーー楽曲の制作っていうのは、前々からあるストックみたいなものを組み合わせて、っていう感じなんですか?完全に新しく制作されたものですか?

伊藤:新しく作ったものもありますし、今回が3作目ですけど、1番最初に作った1作目の、1作目はもう8年ぐらい前のやつですけど、そこからもう1回リメイクをして、改めて足りなかった分を増やして出したものと、自分が作って好きだった曲とか、 でも、その当時の技術が足りてなくて、環境も足りてなくて、できなかった音を今回改めてやり直したと。もちろん、新しく、シンプルに、背伸びをせずに作った曲とかっていうものを集めて、という感じです。


ーー今の時点での、伊藤智美。

伊藤:現状での、自分の原色というか、背伸びをしないように、そのままのね。


ーーでは、その原色に、ちょっとでも迫れればいいかなと思います。

伊藤:はい。


ーー伊藤さんは、岐阜県の下呂市出身。生まれやご両親も下呂の方ですか?

伊藤:出身っていう言葉自体は、えー、すごく難しいとこなんですけど、生まれ自体は、実は愛知県の小牧市です。


ーーそうなんですね、その時はそこに居があったということで。

伊藤:生まれた時は、父親の実家が小牧なので生まれはそこなんですけども、18で名古屋に行く前の間のほとんどは、今言った岐阜県下呂市で育ったので。出生は愛知県ですけど、育ちは完全に下呂です。


ーー18歳で名古屋に。ギターを始めたのはいつですか?

伊藤:ギターを始めたのは高2です。


ーーじゃあ、名古屋に出てくるちょっと前ですね。

伊藤:そうです。はい。


ーー始めたのはどういった影響ですか?

伊藤:影響は、中学校時代の友達が高校生になってから。違う学校だったんですけど、 ちょっとバンドやってみようぜ、というよくあるやつ。それで、「じゃあ、分かった。じゃあ俺、ちょっとアコースティックギターでも買ってやってみる」って言って。


ーーアコギでやってみるってなったんですね。

伊藤:最初は、よくわかんなかったんで。エレキだか、なんだかよくわかんないっていうので、それで、 1ヶ月か2ヶ月ぐらい、3週間で弾けるアコースティックギターっていう教本を買って、それを3か月ぐらいかけてやって。で、ある程度なんとなくチャラチャラできるようになって、言い出した友達に見せに行ったわけです。 そしたらですね、「あ、俺、これぐらいできるようになった」って言って、見せるわけじゃないですか。 こんだけ頑張ったわけだから。「お前さ、今、どれが弾けるの?」みたいな感じで。「エレキ買うって言ってたけどどこにあるの?」って。そしたらその友達、「いや、 まだ買ってない」みたいな。どういうこと!?みたいになって。あるあるなんですけど、そこでスーパー喧嘩になりまして、はい。 その人とはそれ以来疎遠になってしまいまして。


ーーいやでも、バンド創世記あるあるですよね。その最初の1歩を「はい、やる」って言って出てこないっていうのってよくある、、。

伊藤:3人のうちのもう1人もベースを買ったんですけど、ドレミを弾いて終わったらしいです。


ーーぐっと来なかったんでしょうね、、。

伊藤:まぁでも、きっかけはなんとも言えない感じなんですけど、そこで、ギターって楽しいなみたいな。


ーーその時は、憧れの存在はあったんですか?この人みたいにとか、こういうのが好きとか。

伊藤:始めた当初は、それこそ、Mr.Children、コブクロ、テレビとか、当時で流行ってた曲とかを、ほんとに最初はそれを聴いてましたね。うん。


ーー弾き語りというか、コードを押さえて。

伊藤:弾き語れるレベルでもないので、なんかコードを押さえてなんとなくこんな感じかなみたいなレベルでしたけど。


ーーFとか難なく超えられた感じですか?

伊藤:超えてないですね。Fは弾けなかったんで、Fが出てきたらなんとなく弾けてるつもりっていうのを何回もやってたら、つもりが積もり積もってできるるようになったっていうので、人に教える時は Fは最初から弾けないから、つもりでやれっていうことをよく言ってます。


ーーそのままの勢いでギターにのめり込んでいったんですか?

伊藤:そうですね。で、そのあと ギター始めたのと一緒に高校の途中から吹奏楽部を始めて、サックスをやってました。軽音楽部がなかったので。田舎の学校なんで。

そこで、女子80人、男5人みたいな感じだったんですけど。ま、それは全然関係ない話ですけど。 で、そこの男友達がちょびっとピアノを弾いてて。X JAPANの「Forever Love」も弾いてて、それはなんだという話になって。俺知らねえよみたいな。


ーーあ、知らなかったんですね。

伊藤:家ではクラシックしか流れてなくて。


ーーご両親の影響で?

伊藤:そうです。父親がクラシックしか聴かないので、いわゆる流行り音楽を聴く環境が一切なくて。中学校ぐらいまではそんな感じだったんですけど。


ーーましてやロックなんて、みたいな。

伊藤:全く、ってな感じで。ま、そこでX JAPANを知ってしまって。


ーービビッってなるわけですね。

伊藤:高校生はずっとX JAPANでしたね。あの赤いモッキンバード、いわゆる変形ギター。はい、 ずっと、ずんずんやってました。


ーーどこが好きだったんですか?やっぱりクラシックっぽさもあるじゃないですか。

伊藤:それは間違いなくありますね。背景に、作ってるYOSHIKIさんがそういうタイプのクラシックからの人間なんで、そこになんかハマったんでしょう。あのいわゆるヘビメタの世界。ズクズクいってるのは、なんじゃこりゃみたいな感じで。


ーーそれやろうぜと。

伊藤:そうですね。まあでも高校では他にちゃんと楽器をやってる友達がいて、無理やり引き込んだりとかもして、バンドもやってましたね。


ーーそれは、例えば下呂市内のライブハウスに出たりとか、そういう感じですか?

伊藤:ライブハウスがないので、僕の初のステージはお祭りの賑やかしい舞台みたいな、、。


ーーいいですね。ハードルが高いのか低いのかちょっとわかんないですけど。笑

伊藤:ギターがなぜか3人もいるようなね笑 そうですね、なんかそういうちっちゃい市のイベントみたいなのに出て、X JAPANとかB’zとかELLEGARDENとかやってました。


ーーオリジナル曲やったりとか、そういうバンドはなく?

伊藤:全然そんな大それたものじゃなくて、高校生のコピー遊びみたいなレベルでした。


ーーその後の、進路を決めるにあたっての重要ポイントとかあったんですか?これはもっとがっつりやりたいみたいな。高校出る時、いろんな進路の取り方があると思いますが。

伊藤:まず1個あるとしたら、ちょっと手前の話になりますけど、高校1年生ぐらいの時に、結構長い期間学校に行ってない時があって、その時に、このまま辞めちゃってもいいのかなと思いつつ、でも高校卒業してないっていうのは、普通に考えて、中卒みたいな、それは現実的じゃないなと思って。で、かなり大変だったんですけど、一応、1年生の時に戻って、進級するために色々しなきゃいけなくて、その時にどうせ戻るんだったら、何か興味ある、やってみたいことに、手出してみようかって思って。で、1年生の春休みに入ったぐらいの時に、吹奏楽部に入って、クラシックも好きだったし音楽も好きだったんで、そういうことをやってみようっていう風に。そこが音楽のスタートですけど。で、そこでさっき言った、ギター買わなかった友達が誘ってきて、ギターに出会うわけなんですけど。そこで話が戻って、進路っていう意味では、もうやりたいことをやってやろうっていうのがあって、元々なんかちょっとひねくれたとこもあったので、普通に働くのはどうなんだろうみたいなっていうのが。


ーーそういうイメージもあんまり持てず。

伊藤:持てず。大学でバンドサークルに入ってみようかなっていうイメージもなかったですね。そこは、高校卒業してまだ1年ちょっとぐらいの、いわばほぼ初心者みたいな奴に対して、名古屋に行っていいって言った親に対して、今思うとすごい感謝しなきゃいけないと思います。


ーー高校生の時ギターを始めて、自分のその腕前みたいなものはどういう風に捉えてたんですか?。俺、もしかしたらイケてるっていう感覚もあった?

伊藤:なかったですね。なかったですけど、、


ーー続けられた要因は、じゃあ、、

伊藤:単純に弾いてた時が、楽しかったね。うん、それで友達とかも一緒にバンドやったりとかね、なんか喋らなかったようなこと、喋ったりできましたし。 で、高校に行かなかった時期、自分が何をしたいのかさっぱりわかんなかった。とりあえず普通科の高校に入ったけど、みたいなのがあったので、単純にやりがいみたいなのがそこにあったというのが、あるかもしれないですね。


ーー追求しがいがあったというか。

伊藤:元々ちょっと、こう(手元を見て視野が狭くなるジェスチャー)、なりがちなんで。っていう意味では、いいタイミングでギターに出会ったと。出会ったのか、出会ってしまったのか、それはもう今ではわかんない。


ーー元々こう(手元を見て視野が狭くなるジェスチャー)だったっていうのは、今では作品創りをアーティストとしてされていて、小さい頃からそういう傾向はあったんですか?自分の世界を作ったりするのが好きだったんですかね。

伊藤:創るっていうのは、今頭に浮かぶのは、すっごい小さい折り紙をずっと折ってた。


ーーミニチュアな世界が好きだったんですか?

伊藤:ですかね。おばあちゃんに折り紙を教わって。で、ちっちゃいのが折れるっていうのを単純に自慢というか。俺こんなことできる、すげえみたいな、限界に挑戦しようみたいな。単純ですね。


ーーギターは高校生の頃から始めて、それに自分のやりがいを見出して、そのまま高校卒業して、名古屋に出てくることになり、 名古屋に出てきてからはギターとの向き合い方とか、活動みたいなものは変わったんですか?練習練習の日々?

伊藤:うーん。学生時代はそうでしたけど。


ーーただ、その、音楽ばっかりやってる人に出会うような日々になるってことですよね。

伊藤:そうなのかなあ。専門学校って結構特殊な場所であるんで。


ーーはい。僕もそうなので。少しわかりますけど。

伊藤:はい。なんか決して情熱がある人だけがいるわけじゃない。


ーーこれはもう進路の選び方が人それぞれなのとほんと一緒で。

伊藤:今思えばなんかすごいもったいない。専門学校は2年でしたけど、それはもったいない2年だったし、自分のモチベーションとか、取り組み方を自分から動けば、すごくいい時間にできたのに。ま、比較的周りも、そんなに言っても高校生みたいなものなので。ぬるま湯だったと思う。そこに流されていた。間違いなく。


ーーその時は、固定的なバンド活動みたいなものはあったんですか?

伊藤:そうですね。同級生とバンドをやって、その バンドをやってたボーカルの子と、そのあと10年ぐらいやるんですけど。


ーー出会いはそこなんですね。その時は、バンドで。

伊藤:2人でやってたのと、一緒にバンドもやってみるかみたいな感じだったですけど。結局、バンドは自然となくなって、その後に、2人で活動していくわけなんです。音楽の、ギターとの向き合い方は今もどんどん変わってると思いますけど、1番、なんか不純な時期です笑。


ーーその活動に転機が訪れたのはどのぐらいのタイミングですか?

伊藤;それをやって、6年ぐらい。うん、5年か6年経ってから、ソロギターというか、ギター1本でやるのが元々好きだったので。押尾コータローさんとか、そういう感じで高校生の時もやってたんですけど、確か、終電を逃がしたバーで友達と喋りながら、グダり始めた時に出てきたいいメロディーがあって、それをなぜか覚えてたんで、それが最初に作った曲なんですけど。それを自分の曲として、人前でできるかなっていうので。1人で馴染みのお店に遊びに行った時に 「とも君、ギター弾けよ」みたいな感じでちょっと弾いた時に、今でも交流がある、僕の40歳以上上のお友達がいるんですけど、その人が「とも君はなんで1人でやらないんだ。」って言われて、その時はそんな意味がわからなくて、、。自分の、作ったものにギターとしての価値があると思ってくれていて、まずそれが衝撃というか、 その後もなんかすごく良くしていただいて、いろんなもの見せていただいたりした方がいたりとか。

同じタイミングで、当時のユニットの2人での映像を見た人が「ギターの方だけちょっと出して」って、それも意味わかんないと思って。ほとんどオリジナル持ってないしって。でも、その方は僕の音に価値を感じてくださって、それが当時はあまり理解できなかった。でもそれが、ほとんど萎んでた自己肯定を、許していいんじゃないかっていうことでもあったんですね、そういうのが。で、そこから、ファーストアルバム作るんですけど、自分の環境だけでできることでって作ったんですけど、 それがきっかけと言えばきっかけ。


ーーファーストは、その時のタイミングだったんですね。

伊藤:そうですね。だから、その時は、なんか作らなきゃみたいな、作っていいんだみたいな。

むちゃくちゃ音も悪いですけど、でも、それを人にお渡しして、それである程度の評価をしていただいて。それも自分への許しになったというか。それでできたお友達もいましたし、自信というよりも、許し。


ーー許しなんですね。そうしていいんだって思ったってことですかね。

伊藤:それぐらい、カチカチな。


ーーミュージシャンとしての、自己肯定感みたいなものですか?

伊藤:ミュージシャンではなかったと思います、ギターを弾いてるだけだった。装備みたいなもので。


ーーでもそれは、自分の中に眠っている何かを、聴いた人が「いいんだよ」っていう風に呼び起こしてくれたっていう部分がすごくあるってことですね。

伊藤:それを感じてた人が多分いるだろうって、そういう意味で言ってくれた人は多分いるし、単純に「なんでこれだけできるのに1人やらないの?」っていうのはあったと思うんですけど。


ーーその後、そのユニットは終わりになって、1人になったわけですね。その時は、これからは1人でやるぞ!というような感じだったんですか?

伊藤:そうですね、1人でやろうっていうことにしました。ありがたいことに戻ってきて声をかけていただけたこともありましたし、 それこそ第1回のインタビューに出た立花さんに、結構早いタイミングで出会ったわけですね。自分のCDを渡して。


ーーうん、なんとか活動してこうというか。

伊藤:どうしたらいいかよくわかんないって正直なところだったんですけど。


ーー流れ的には、そこから立花さんとのユニット「MIO-美音-」が始まったりとか、そういう風な感じになるんですか?

伊藤:そうでしたね。


ーー2作目の『Forest』は、もうちょっと前の話?

伊藤:『Forest』は、名古屋に戻ってきてすぐ完成しました。向こうにいるときに、あまりにも時間がありすぎて、だからといって外にも出られないし。僕の行動範囲的に半径300メートルぐらいの郵便局とスーパーと馴染みのコーヒー屋ぐらいしか行けなくて。なので、家でずっとギター弾いて。ギター弾いたり、物を作ることで何か紛らわす。アルバムの音はどす黒いものは全くないんですけど。


ーーそうですね。コンセプト(四季の組曲)はその時自分で立てられた?

伊藤:ファーストの時も原型になる曲があって。だけどそれはすごい短い曲。

それにヴィヴァルディに「四季」があって、ああいう組曲みたいなのを作りたいなと思って、時間も悲しいけどあるし、作るか!、みたいな。たまに出ていって演奏して、ダメージ受けて帰って、正直演奏できるような状態じゃなかったと思うんですけど、でもお仕事としていただいて、そこはちゃんとやってまして。そういう意味ではアルバム作ることで、気を紛らわせて。


ーー名古屋に戻ってきた時は、『Forest』があって、それをお渡ししたり。

伊藤:そうですね。戻ってきてちょっとした後に、そのセカンドアルバム発売ライブをした記憶があります。それをお渡しして、できた繋がりが、まず立花さんかもしれないですけど、それも頑張って作ったかいがあったっていうか。


ーーでは作品としては、今回の『PRIMARY COLORS』は、それ以来ということになるんですよね。すごく歴史を感じますね、今のお話を遡ると。重いものを感じますね。

伊藤:なので、今までで1番ナチュラル。ナチュラルだと思いますね。


ーー伊藤さんの楽曲の数々、『Forest』もそうですし、今回もそうだと思うんですけど、その感じられる空気感というか、緑の部分とか自然の感じとかっていうのはどこから来てるんですか?やっぱり故郷のことでしょうか?

伊藤:完全にそうだと思う。うん、もう育った環境だと思う。


ーーそこから着想してというか、 イメージが湧いてくるんですか?ギターを弾きながら作るんですか?

伊藤:弾きながら作りますね。着想とかっていうか、聴いてきた音楽にもよるんですけど、やっぱり育ってきた環境っていうのは絶対あると思ってて。豊田渉平さんのギターはすごい乾いた音がしていて、でもあの人はアメリカで育って、そういう音と環境で育ってきて感じてきたから、あの音。


ーーそういうものが出てますものね。

伊藤:だから渉平さんは、渉平さん。湿度20パーセントだけど、僕のギターは湿度70パーセントですね、みたいな話をこの前もしてたんですけど、そういうものって絶対そうなっちゃうんで。


ーー圧倒的に自分がその、体験してきた時間というか、風景というか。

伊藤:だから、それを無駄にいじらない。そういう意味でも、僕は湿度70パーセントぐらい、なんなら下呂の気候ですみたいなぐらいな感じ。それが、ナチュラルな状態なんですね。無理なくというか、自分のもの出そうっていう風に言ってますけど、自然にやったら、そうなっちゃうんだと思うので、意図的に何かを変えない限り。


ーーこういうものを作ろうなんて、例えばなんかすごく実験的な、要素を取り入れようとか、そういう要素はあったりするんですか?

伊藤:そういう要素は全くないですね、音楽に関しては。 そういう意味では、ジャケットを自分で描いて、ある意味ではそれは実験的だと思います。音楽に関しては実験的じゃない。そう、ナチュラルにやる。完全にナチュラルにやるっていう意味では実験的かもしれいですけど。奇を衒わない。


ーー純度の高い自分そのままってことですかね。

伊藤:そうですね。


これはもう評価とかより、ギター始めた時と一緒でなんか楽しいじゃん!みたいな。やってみたらなんか楽しいし、なんかかっこいいじゃん!って。


ーー今回、ジャケットを自分でやるっていうところも含めて、音楽以外の表現方法みたいなものをされてるじゃないですか。さっきの小さな折り紙じゃないですけど、それはどういうタイミングでやり始めたんですか?それが音楽活動と結びつき始めたっていうタイミングはあるんですかね?

伊藤:1番最初のきっかけはすごい単純で、ゲルハルト・リヒターって人がいるんですけど、豊田市美術館で展覧会があって、それを見に行ったんですよ。1人でえっちらおっちら豊田まで行って、1人で感動して。こんな分厚い冊子まで買って、感動したんです。その人がやってたのが、絵の具をばってやったりとか、抽象画的なやつなんですけど、「かっけー!」と。あ、これでもいいんだっていう、僭越ながら思って。ほんとに。表現の1つとして、これはありなんだみたいな。僕は普通に、人間とかを描くと、棒人間みたいになっちゃう。

絵を描くっていうこと自体を、そう深く考えたことはなかったし、 話にもならないならないというか。なので、自分の固定概念的なものを勝手に崩してくれたというか。


ーーゲルハルト・リヒターさんが。

伊藤:描いてもいいよって許しなのかもしれない。自分の中で、これでいいよって、これでいいんじゃない?みたいな、これも1つだよっていう。これはもう評価とかより、ギター始めた時と一緒でなんか楽しいじゃん!みたいな。やってみたらなんか楽しいし、なんかかっこいいじゃん!って。


ーー見よう見まねで始めたっていう感じですか?

伊藤:そうですよ。見て、次の日から絵の具を買ってきて、バーっとやってみたら、結構かっこいいじゃん、みたいな。


ーー初期衝動が出たんですね。しかも、かっこいい!

伊藤:いいじゃん!みたいな。かっこいいじゃん!みたいになって。いまもそのままです。


ーー素晴らしいですね。ギター少年みたいですね。

伊藤:今は絵に関してはほんとにギター少年。ギターに関しては、ギター少年であり続けることが年数経ていくと厳しい。お仕事としてやらせてもらってると、違うところに目を向けないといけない。 そういうことってたくさんあるとおもうんですけど、でも、自分の1番好きなギタリストが日本に来たのを観に行って、本当の意味でまたギター少年になれたっていうか、そういうのもあったので、知識というか色々知ってしまってるだけだと思って。本物をちゃんと見れば心は動くんだなっていうのはあったし、あの時こんなんだったなみたいな、「今のかっこいいじゃん、イエー!」みたいなのってあったなっていうのを思って、それも踏まえて、なんかこの初期衝動でポンってやって楽しいっていうのが、なんか逆にもっと楽しい。それを今楽しめてるかもしれないですね。


ーーリヒターさんから得られたものを、そこに自分のフィルター通してバーンってやってみて、いいじゃんって思えたんですね。それが素晴らしいですね。

伊藤:小さい折り紙折れた、みたいな。人より小さい鶴折れた、みたいな。そう、多分7歳ぐらいで持った感覚と同じまま。


ーーそれが、自分の得た感覚みたいなものを、手で、自分の体で表現して、 感動を受けたものを自分でやってみて、それを「いいじゃん!」って思えるのは、すごく特別なことだなって思います。さっきのベースを辞めちゃった子じゃないですけど、思えない方もいるじゃないですか。それ、すごい大事なことだなって思います。

伊藤:そこがなかったらね、こうやって何もやれないですもんね。


ーー今もその感じでやってるっておっしゃってましたけど、これは続けてみようと。で、それを音楽活動とくっつけようとなったわけですね。

伊藤:ベースは音楽だし、ベースの音楽は、例えばその出身地の風景とか。それはもう自然と繋がってるし、あえて繋げてる部分もあります。 結局、どんなものをやっても、写真とか、絵の音楽をやっても、これはこの前ある人から言われたんですけど、写真も絵も音楽も全部同じ空気感ですねって。

自分はこれ、音楽のためにやろうって言って絵を描いてたわけじゃないですけど、自然とそうなってるのかなっていう、自然と繋がったっていうか。ジャケットに関しては、もうこの絵がかっこいいからこれにしようみたいな、この俺の絵かっこいいしっていうのは少年みたいなところもあり、すごく繋がりっていうものは、僕がやったのだから全部自然に繋がってるはずですね。それは、無理のない繋がり。


ーーそうですね。だから両方とも、ギターもそう、音楽もそうですし、絵画もそうですけど、自分でやってみてかっこいいじゃんっていうところで繋がってるわけですもんね。それって、自分の感性のところでつながってるわけで、輪みたいな感じになってきているのいかもしれないですね。

伊藤:個展は、、ちょっと調子に乗ってやってる感じはちょっとありますけど。


ーー調子に乗って。笑

伊藤:いや、調子に乗るのは大事だと思ってます。


ーー大事だと思います。見ていただかないと、話にならないので。

伊藤:おじいちゃんに「君はなんで1人でやらないんだよ」って言われた時みたいと一緒かな。


ーーそうですね。ちょっと変わりますけど、伊藤さんは他者からの評価みたいなものはすごく気にする方ですか?

伊藤:うーん、気にしますよ。


ーーそれにどれぐらい影響を受けますか?

伊藤:昔はめっちゃ影響受けてたと思うんです。今も結構受けてますかね、、。でも最近思うんですけど、ギターを始めた頃って、例えばギターをやりながらアルバイトしてる、まあ自分もそうだったんですけど、その苦労が滲み出てるか、人に言っちゃうと、「音楽なんかやってて大丈夫?」みたいに、言われるじゃないですか。

でも自信を持ってこういうギターを弾いてて、こういうことしてます、演奏もしてます、と自信を持ってやってたら、批判とかじゃなくて、 この人はそういうもんなんだみたいな。もちろん、色々言われることはあると思うし、色々思ってる方もたくさんいると思う。

なんか平気な顔して自信持ってやってるがいいのかなと思ったりしますけどね。


ーーそれでいいと僕も思います。

伊藤:それよりも、自分が想像を超えた評価をしてくれてる人は大事にしたいです。CDを出して、自分が思ってたのと違うところ評価をいただいたりとか、そっちを気にしてた方がお互い健康的だなと思って。


ーー批判は聞かないっていう意味じゃないんですけど、その考えは僕も大事だなと思います。

伊藤:批判というか、自分のためになる批判。


ーーはい。単純に足を引っ張る批判もありますからね。

伊藤:全然聞いてない場合が多いですね。でも、耳に入っちゃうとやっぱり。脳のバリアが急に作動し出すこともある。それもしょうがない。


ーー今回、個展という形でたくさん展示していただいて。これは過去作も含めて、その最初の衝動でやってみたみたいな時期のものもあったりするんですか?

伊藤:バーンとやってってっていうのは裏にあるやつ(『first impules』)があるんですけど。あれが1番最初の作品です。


ーー今回はアーカイブなわけですね。ここまでの。

伊藤:そうですそうです。


ーーそれぞれテーマや何かを思って始めるものですか?タイトルがついてるのものもありますけど。

伊藤:タイトルは後付けです。この色にこれ入れたら面白いかもって、こういう動きしたら面白いかも、面白いね、これはこれかなみたいな。だから、タイトルついていて、あそこのキャプションにも書いたんですけど、見た人が、怒りだなとか、気持ち悪いなとか、かっこいいなとかって思っていっていただいて、 その人が見た瞬間がこの作品かなと。


ーーこちらから提示するよりも。

伊藤:僕が作って完成ですっていうのが完成じゃなくて、見ていただいて「えー」てなった時が完成じゃないかなと最近思いました。あんまりまだ人にたくさん見てもらう機会がなくて、今回が初めてでもあるんで。


ーー届いた先で思うことがあって、完成するものなんですね。

伊藤:僕がやってる音楽も言葉がなくてギターだけのものなので、それって好きだとか愛してるみたいなことがないわけですから。そこに題名があって、それを聴いた人が感じたイメージっていうのがその曲だと思うんで。


ーー自分の例えば故郷を思い浮かべる人もいるだろうしとか、そういうことですかね。

伊藤:故郷っていう曲があったとしても、僕が思ってる故郷と聴いた人の故郷は違いますからね。それで考える余白があるのがいいなと思って。意図してやったわけではないですけど、そこの作品たちもそういう部分があるのかなとは思います。インストの音楽と同じような部分がちょっとあるのかなとは。


ーー抽象画の良さというか、そういうところなのかもしれないですね。

伊藤:そう思ってます。うん。


ーーなるほど。楽しみですね。今回、個展は初開催ということで、 BGMとしてかかっている音楽と、描いている人が一緒っていう珍しい会になります。

絵を実際に描かれるっていうのを通して、今は絵だけではなくて、このペイントっていうのを今着てらっしゃる服とかにも展開することにしたと いうことですね。これはもう興味の対象がどんどん広がっていってるっていうことですか?

伊藤:あれも面白い、これも面白い、です。服に書いちゃったらいいんじゃね?みたいな。最初はそんな感じです。


ーーやってみたら相性がいいですね。

伊藤:やってみたらかっこいいじゃん!です。やってみたら格好悪いじゃんっていうのは、もういっぱいやりましたけど、はい。家にその残骸はいっぱい。


ーー絵もそうですか?これなんか面白くない、みたいなものとかもあったりしますか?

伊藤:あります。もうただのカオスみたいな。


ーーここが完成っていうのはどういう風に決まるんですか?

伊藤:ひとつあって、これもう1筆やりたいなって思ったらやめる。それをやってしまうと、急に何もなくなっていく。 かっこよくないです。もう1回やろうかなって思ってやると、大概大失敗です。


「ギターっていうもの」自体に固執するようなことはしたくない


ーーアルバムを、こういったジャケットデザインも含めて自分でトータルデザインして世に出して、これから伊藤智美はどうなっていきますか?どうしていきますか?

伊藤:どうしていきましょうね。笑


ーーまず音楽の部分っていうのは、ギタリストとしてどういったギタリストになっていきますか?

伊藤:やっぱり根底の部分では、アコースティッククギターのソロで弾く人だと思ってるんで、今回のアルバムがある意味では自分のベーシックというか、人に伝えられる1番の基礎というか。今回のに、色付けとか、色を混ぜるとか、様々あると思うんですけど、どこまでいっても自分のソロギター、湿度70パーセントのソロギターです。 聞いてて眠くなるよみたいなことは、よく言われます。


ーー聞いてて眠くなるよって言われるんですね。笑

伊藤:いいのか悪いのかわかんないですけどね。そこの部分が自分はノーマルであり、強みだと思ってるんで。その部分を中心に、だからといってギターに固執、「ギターっていうもの」自体に固執するようなことはしたくないので。他の周りの絵だったり、写真、映像だったり、トータル的な、伊藤智美のとしての表現というのは、メインはあくまでやっぱりギターであってほしいとは思いますけど、ギターも手段でしかない。ギターもずっとやってきて、こうやって言うのはすごく冷たく聞こえますけど、自分を表現するために今1番コントロールできる道具だと。そこを中心に、とは思います。


ーー他の表現方法も含めて、音楽は目に見えないので、 絵画などの目に見える形にと一緒に、中から出てくるものが届けられるっていうのは、すごく表現としてふくよかな感じがしますね。不思議な感覚になりますよね、かかっている音楽と架けてある絵が同じ人間から出てきたものですもの。これって、なかなかないですよ。

伊藤:確かに。


ーーこれが意図的に組み合わされたものじゃなくて、同じ人から出てきてるものなわけですから。すごく新しい個展な気がします。今後も表現、ギターだけに留まらず、「MIO-美音-」の活動も含めて。

伊藤:そうですね、なんか、留まらずというか、拘らず。やることは拘って。できる範囲で。それが1番大事だと思います。できる範囲で。できないことはできないです。


ーー自分に負荷みたいなものってどれぐらいかかけるタイプなんですか?

伊藤:めちゃめちゃいっぱいありますけどね。できないのはできないんですけど、 できますか?って言われた時に多少無理をしたら、って考えます。普通の人がこれを個展やるか?って言われたら多分やらないと思うんですけど、 中村さんとの出会いも含めて、自分のタイミングがある。 やれ!と。


センスって結局、自分の引き出しの多さと引き出しの開け方、取り出し方だけだと思う


ーーでは最後に、このインタビューを読んでいただけている方に向けてお願い致します。

まず、ギターをやってる子、ギター始めたばっかりの子、バンドキッズ、そういう子たちに、伊藤さんなりのギターへのこだわりや向き合い方とか、こういう風に頑張って!みたいなのがあれば。

伊藤:ギターだけで言ったら、僕も数少ない生徒さんはいるんですけど、その方々にずっと言ってるのは、ギターを練習するのは大事だし、それは当たり前の話だと思うんですけども、上手になりたかったら。でもギターって、いろんなものを見てイメージがないと絶対弾けない。だからいろんな人の、上手い下手とかそういうんじゃなくて、自分が気になったものを、気にならないものも全部含めて聴いたり観たり。オンライン上でもいいし、生でもいいんで。生が1番いいですけど、自分で感じて、その音楽以外のところでも観て感じて、なんならその練習する時間よりもすごく聴いてる時間の方が実は大事だったりするとか。どうしても練習ってなると、なんか筋トレみたい。音楽に筋トレは必要ですけど、要素の1個でしかないので、それを観て聴いて感じる時間を意図的に増やした方がいいと思う。


ーーそれが練習したものを出すときにすごく影響するっていうことですかね。

伊藤:うん。自然に出ちゃう。さっき言った僕は湿度70パーセント、渉平さんが20パーセントとか、それはもう、感じて生きてきたし、その自分を形成する時にそうやって見てきたからそうなってる。で、今もその後のいろんなものを見て感じて、自分の音があると思う。目を自分の内側じゃなくて、外側に向けないといけないかなと。うん、偉そうに言えば。 あとは、いろんな人に聴いてもらう。


ーーそれが、自分らしさに後々なってくるかもしれないってことですね。イメージの源泉はそういうことですものね。

伊藤:センスって言葉あるじゃないですか。才能みたいな意味で。センスって結局、自分の引き出しの多さと引き出しの開け方、取り出し方だけだと思うので。引き出しを増やすのって、自分の中には引き出しは増えない。外に向けないと。


ーーひたすら自分の中の、内的宇宙みたいなところから湧き出るものではないですものね。

伊藤:それは本物の天才だけ。


ーーそういうことですね。だから、外側を向いて、 自分の中に入れていくっていう。

伊藤:あとは、その引き出しを開けて、引き出しの中からいろんなもの組み合わせて作ったものを、 人に聞いてもらう。


ーーそれに筋トレが必要だったりするってことですね。

伊藤:そうです。筋トレは、その引き出した後に運ぶ作業、あれにはものすごく力がいるんで。


ーー引き出せたけど、運べない。目の前に出せない。

伊藤:高級食材なのにフライパンがないみたいな。焼けないじゃん、火もないじゃん。みたいな。


ーー伝わると思います。笑 じゃあ、最後は、 このインタビューを読んでくれているCENTREのお客様を中心に、今回の個展や店内で流れてる音楽とかも含めて、楽しんでいただければなと思うんですけど、お客様に対して一言いただけますかね。

伊藤:音楽も絵も。今回は絵だけですけど、でも、見て思った気持ちが完成形だと思う。逆に言えば、見ないという手段はある。気に入らんみたいな。それも、ある種の答え、完成系の答えだと。


ーー何が描いてあるかわからん!ていう風に思う方もいらっしゃるかもしれないですからね。

伊藤:それは全然間違ってないと思いますね。自分で作った時もなると思いますし。でも、今回の場合、「目」とありがたいことに曲もかけていただける。「目」と「耳」で感じて、 余白が多いと思うので、自分で「なんじゃこりゃ」とか「かっこいい」とか思う余白があると思うので、その余白を少しでも楽しんでいただけたらと思います。


ーー楽曲たちと、このカオスが同じところから出てるっていうのが、表現の違いはあれど、人としてすごく面白いんじゃないのかなって思います。

伊藤:こんなにカオスなのに、余白がとか言ってますしね。


ーー個展の最終日、店舗で生演奏もしていただけるということで。

伊藤:この絵のね、表題というか、その曲に向けて作ったものも含めて、その説明も入れながら。


ーー楽しみにしております。入場も無料にしているので、来ていただけるといいですね。

伊藤:よろしくお願い致します。


ーーありがとうございました!


◾️伊藤智美、ギターインストアルバム

『PRIMARY COLORS』

01:PRIMARY COLOR

02:青春の窓

03:日和雨

04:Because of you

05:BLUE SKY

06:灯りをともして

07:迷いの先に ※楽曲視聴はコチラ

08:古都へ続く道

09:庭先の木漏れ日

10:めぐみ ※楽曲視聴はコチラ

価格:¥3,000(税込)

販売先:Tomo's House → コチラ


◾️プロフィール

伊藤智美(いとう・ともみ)

1992年7月23日生まれ。AB型。岐阜県下呂市出身。

アコースティックギターでどこか懐かしい景色を想像させるような優しいメロディーを奏でるギタリスト。音楽の傍ら、映像制作、写真、折り紙、アクセサリーなどマルチに活動中。

2024年1月、3rd ALBUMとなる『PRIMARY COLORS』のリリースとともに、アパレルやアートを扱うクリエイティブブランド『tomomo』を立ち上げ、音楽とアートを統合した独自の表現を展開している。

-活動・所属ユニット-

アコースティックギタリスト

ソロギター(ギター独奏)

MIO -美音-

GEN-KATSUGI


【公式HP】https://itotomomi.wixsite.com/itotomomi

【X】https://twitter.com/GitaTomo

【Instagram】https://www.instagram.com/gitatomo/

【YouTube】https://www.youtube.com/@gitatomo

【Shop】https://tomoshouse.shopselect.net


アパレルやアートを扱うクリエイティブブランド『tomomo』

https://www.instagram.com/tomomo.0103/


「MIO -美音-」

【公式HP】https://www.mio2021.com

CENTRE ■新栄の本屋+カフェ■

『CENTRE』は新栄の新しい本屋です。ひとりひとりの変革を支えることをテーマに、「もっと知りたい、もっと学びたい」という知的好奇心を刺激する書籍が、併設のカフェと共にお楽しみいただけます。