【書籍入荷】歴史とは何か

歴史とは何か

E.H. カー (著), E.H. Carr (原名), 清水 幾太郎 (翻訳)

歴史とは現在と過去との対話である。

現在に生きる私たちは、過去を主体的にとらえることなしに未来への展望をたてることはできない。

複雑な諸要素がからみ合って動いていく現代では、過去を見る新しい眼が切実に求められている。

歴史的事実とは、法則とは、個人の役割は、など、歴史における主要な問題について明快に論じる。


目次

はしがき

Ⅰ 歴史家と事実

歴史とは何か/事実尊重の時代/歴史的事実とは何か/歴史的事実が生まれる過程/無智の必要について/文書が語るもの/十九世紀の歴史観/歴史家が歴史を作る/先ず歴史家を研究せよ/想像的理解の必要/現在の眼を通して見る/懐疑主義とプラグマティズム/歴史家の仕事ぶり/歴史的事実と歴史家


Ⅱ 社会と個人

社会を離れた個人はいない/個人崇拝の時代/過去は現在を通して/保守主義者ネーミア/時代の流れと歴史家/歴史の産物としての歴史家/歴史研究の対象/個人の行動をどう扱うか/歴史における数の重要性/人間の行為が生む不測の結果/叛逆者をどう見るか/偉人をどう見るか


Ⅲ 歴史と科学と道徳

歴史は科学であること/歴史における法則の観念/道具としての仮説/科学と歴史との間/一般化の意味/歴史と社会学の関係/歴史の教訓について/未来に対する予言/歴史研究の主体と客体/物理学的世界との類似/歴史における神について/歴史家は裁判官ではない/道徳的判断の規準/死骸の山を越えて/超歴史的な価値があるか/価値の歴史的被制約性/もっと科学的に


Ⅳ 歴史における因果関係

歴史の研究は原因の研究/原因の多様化と単純化/ポッパーとバーリン/自由意志と決定論/思想上の「未練」学派/クレオパトラの鼻/歴史における偶然とは何か/ロビンソンの死/現実的なものと合理的なもの


Ⅴ 進歩としての歴史

過去に対する建設的な見解/歴史における進歩の概念/生物的進化と社会的進歩/歴史の終りということ/進歩と非連続性/獲得された資産の伝達/歴史における方向感覚/過去と未来との対話/「存在」と「当為」/「最も役に立つもの」/真理の二重性


Ⅵ 広がる地平線

現代の新しさ/自己意識の発展/ヘーゲルとマルクス/フロイトの重要性/現代の歴史的転換/理性の役割の拡大/理性の濫用をめぐって/世界的バランスの変化/地平線は広がる/孤立するものは誰か/それでも──それは動く


(Amazonの書籍紹介より)

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