『CENTREにとっての読書』
CENTREの本棚 は、「人」でできています。
世の中には、様々な仕事をしている人がいて、別々の場所で暮らしていて、色々な考え方・知識・経験を持った人がいます。
そんな「自分とは違う誰か」の人生を知ることができたら、それはきっと、明日の自分の財産になると思いませんか?
本当は直接その人と会って話を聞けたらいいけれど、人生の時間には限りがあるのでそうはいきません。
しかし本は、その人の生きた・考えた証として、時間も場所も簡単に超えることができる。
翻訳を介して言語の壁も超えることができる。
意志を閉じ込めたタイムカプセルのように、自分ひとりだけにその声を届けてくれます。
それが私にとっての「ノンフィクション」なのかもしれません。
私は、著者からお話を聞くようなつもりで本を読みます。
ただの知識の吸収ではもったいなく感じるし、その人の意志が感じられる本が大好きです。
だからこそ、「この人は話はあまり面白くないな、、」「話が長いかもな、、」「口調が合わないかも、、」ということはあって当然。対面コミュニケーションでも、同じですね。
私が本を選ぶときに大切にしているのは、なるべく「自分の経験を」「自分の言葉で」「誰かのために」書かれたものかどうかということ。
例えば、A社という会社についての本があったとして、私はその会社を「外から分析した本」よりも、実際にそこで働いた方が、自分の体験をもとに書いた本に惹かれます。私は、A社での体験を、そのご本人から聞きたいからです。
CENTREの本棚には、生き方・考え方・ライフスタイル・趣味などの本から、社会で生きていく上で大切なスキル・知識・経験などを伝えるための本、自分が属した会社や組織・チーム・業界などに関する研究や思索の本、この社会をマクロに捉えた大きな潮流の本、この世の現象を人間が理解するための学術の本、日本という国についての本、日本を包む世界についての本など、人間がこれまで積み重ねてきた「変化と進化の歴史」が詰まっています。
ぜひお時間ある時には、本棚をふらりとのぞいてみてください。
カフェをご利用のお客様は、お時間を気にせずお読みいただけますし、気になった本があれば中古書籍としてご購入いただけます。
CENTREの本棚 が、お客様の「もっと知りたい、もっと学びたい」を支える存在であれたら嬉しいです。
今日も私は新たな「人」に出会うつもりで、本を探しています。
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